新年

あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願い致します

元日は北陸地方で大地震、2日は旅客機の衝突事故と、大変な1年のスタートとなって
しまいましたが、今年も自分に出来ることを精一杯頑張って行きたいと思います。

皆様、よろしくお願い致します。

マイクロマウス2022

去年に引き続き、2023年になってから開催される2022年度の大会…となってしまった第43回全日本マイクロマウス大会に参加してきました。参加者の皆様、お疲れ様でした。いつも精力的に大会運営をして下さる東京工芸大の方々をはじめ運営スタッフの皆様、今年もありがとうございました。

20230220001 今回は、本気で優勝を目指してあれこれチャレンジした結果、

 クラシックマウス競技  雪風8A  第2位

と、優勝には手は届かなかったものの、何年もクラシックマウス競技を連覇している宇都宮さんの背後ぐらいまでは接近することが出来ました。もっと時間を掛けて調整を繰り返せば、或いは追い越すことも可能だったのかもしれませんが、それは結果論に過ぎません。今年でクラシック競技は引退して、マイクロマウス(ハーフサイズ)競技に主戦場を移そうかと思っていましたが、少し不完全燃焼な部分がありますので、もう少しだけクラシック競技に優勝を目指して出場したいと思います。

なお、優勝者ではありませんが、参考までに走行パラメータを公開しておきます。

第1走(探索走行)・成功
 加速度 9.0 m/s/s
 探索速度(直線&ターン) 0.6 m/s
 既知区間直線速度 1.2 m/s

第2走(最短走行1回目、パラメータ3)・成功
 加速度 15.0 m/s/s
 直線最高速度 4.0 m/s
 斜め直線最高速度 3.5 m/s
 R90ターン速度  1.70 m/s
 R150ターン速度 2.00 m/s

第3走(最短走行2回目、パラメータ5)・成功
 加速度 18.0 m/s/s
 直線最高速度 5.0 m/s
 斜め直線最高速度 4.0 m/s
 R90ターン速度  1.90 m/s
 R150ターン速度 2.30 m/s

第4走(最短走行3回目、パラメータ7)・失敗
 加速度 18.0 m/s/s
 直線最高速度 5.0 m/s
 斜め直線最高速度 4.2 m/s
 R90ターン速度  2.00 m/s
 R150ターン速度 2.40 m/s

第5走(最短走行4回目、パラメータ6)・成功
 加速度 18.0 m/s/s
 直線最高速度 5.0 m/s
 斜め直線最高速度 4.1 m/s
 R90ターン速度  1.95 m/s
 R150ターン速度 2.35 m/s

です。ただし、直線や斜め直線の最高速度は、距離が短いとこれよりも低くなります。R90ターンというのは、最小回転半径のターン(180°や135°ターン、90°連続ジグザクなど)のことで、R150ターンは、直進から斜め直線に入る45°ターンや、直線から直線を繋ぐ大きな90°ターンのことです。

今回のマウスは、パラメータ13まで存在していたのですが、大会までに自宅の迷路で走行することを確認出来ていたのは9番までで、それも自宅迷路の4×11という狭く短い距離でしかチェック出来ず、さらに7番目以降は成功率も低かったので、やはり、これが今の私の全力全開であったと思います。

来年の大会は、1年後に今回と同会場で開催されることが正式発表されましたし、もう1年は同じコンセプトでマウス製作を頑張っていくこととします。

それでは、皆様、これからもよろしくお願い致します。

新年

あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願い致します

新型コロナ感染症は、相変わらず猛威を振るっていますが、正しい感染対策を行えば、
イベントや旅行も行えることが判ってきたので、世の中は少しずつ前進していると思います。
ただし、ちょっとしたことで感染してしまう恐れがあることにはかわりないので、細心の注意を
払いつつ、今年もマウス活動を進めていきましょう。

今年は、あと1ヶ月半で全日本大会ですね。自分の体力的にも回りの状況的にも、
今回が自分がクラシックマウス競技で優勝を狙える最後のチャンスのような気がするので、
元日の今日から、頑張っていこうと思います(甥っ子達も来ず、静かな正月ですし…)。

皆様、よろしくお願い致します。

最近買った充電器のはなし

この記事は、マイクロマウス Advent Calendar 2022の15日目の記事です。
昨日の記事は、PIDream.netさんの「タイル式マイクロマウス迷路用ベースの小ネタ」でした。この、アールティ社から販売されているタイル式迷路板、中部で購入された方に見せて頂きましたが、軽くてとても良いですね。遠征にも持って行けますし。複数枚を合体させても板同士が固定されないのが気になってましたので、この小ネタは非常に有効だと思います。しかし、これを16枚も買われたんですか!? これって確か、お値段が1枚1マン……。

1.はじめに
最近のマイクロマウスは、そのエネルギー源として、リチウムポリマー(LiPo)バッテリを使用しているものが殆どです。このLiPoバッテリは、身近な電子機器に内蔵されたり、ホビー用も簡単に入手出来るようになりましたが、本来は注意して取り扱う必要のある危険物です。端子のショート(短絡)や過充電は、発火の恐れもありますので、皆さん注意して使いましょう(…と、お約束なことは一応書いておきます)。

2.充電器いろいろ
ところで、そんなLiPoバッテリの充電には、充電電圧や電流を管理してくれる、専用の充電器が必要です。初めの頃は、充電状態の表示に数個のLEDしかないLiPo専用充電器でしたが、しばらくすると、LiPo以外にもニッカドやニッケル水素等の充電にも対応し、16文字×2行の文字表示が出来る液晶を搭載して充電状態を表示するようにした充電器が、色々なメーカーから販売されるようになりました。私もこのタイプの充電器は3種類ほど購入しまして、そのうちの1種類は、現在も使用しています。
そして、最近の充電器は更に進化して、サイズは手のひらサイズになり、液晶も2~3インチ位のグラフィック液晶が搭載されるようになり、充放電時の電圧や電流、セル電圧等が1画面で見易表示されるようになり、とても便利になりました。

Dsc_1567s私が現在使用している充電器の一覧です。簡単に紹介しておくと、左上は、imaxRCという、もう存在しない中華メーカーのX180DCです。確か2009年ぐらいに買ったもので、他にはないタッチパネル式のグラフィック液晶を搭載しています。操作はタッチパネルで行い、充電中の電圧や電流をグラフで表示したりと、UIは良いのですが、電圧や電流検出の精度がイマイチなのか、主に使用していた充電器で充電したものよりも充電完了時の電圧が低い(満充電されていない)ということが判明したため、購入したものの殆ど使用しませんでした。
右上は、MULTIPLEX(日本だとHiTEC が販売していた)の「LN-6015 EQU」、
左下は、最近はAmazonでも売っているISDTという会社の「Q6 Plus」、
下段中央は、今年買った充電器その1、Amazonで購入したISDTの「Q6 Nano」、
右下は、今年買った充電器その2、PowersというRCパーツ会社が販売している「PJ610
です。この4つについて、詳しく紹介してみようと思います。

3.昔買った充電器のはなし
Dsc_1568s [MULTIPLEX LN-6015 EQU]
対応LiPo:1S~6S
充電電流:0.1~6A(max 70W) この範囲内を50mA単位で設定可能

2007年に購入し、現在も家で使用中です。ホビー用の充電器としてよく見る、キャラクタ表示の液晶搭載で4つボタン式UIのものです。4つボタン式のバランサー内蔵タイプとしては最初期の製品だったと思います。現在も同じようなタイプの充電器が各種売られているようなので、このタイプを使っていらっしゃる方も多いんじゃないでしょうか。
4つのボタンで動作を決定するので、操作はし易いです。大きさは10cm×15cm位、重さは300g程度で、購入した当時は気になりませんでしたが、現在となっては大会遠征で持ち運ぶには少し大きめ(重め)です。但し、バランサーを内蔵していて、且つ充放電の電流を50mA単位で設定出来るため、小容量のLiPoバッテリにも対応することが可能なところがポイントです。電圧精度も良く、使い勝手も良好ですが、残念ながら、この充電器は大分昔に販売終了しています。

Dsc_1571s1 [ISDT Q6 Plus]
対応LiPo:1S~6S
充電電流:0.1~14A(max 300W) この範囲内を100mA単位で設定可能

手のひらサイズで大きな液晶画面が付いた充電器が売り出されるようになり、その系統の2世代目の製品だと思います。2017年に購入し、数回使ったところ良好だったので追加でもう1台購入し、現在も大会や例会等で持ち運ぶ際に使用しています。
ジョグダイヤルを回すことでメニューを選択して、ダイヤルを押し込むと決定…という、PCマウスのホイールのような操作感です。ただ、決定ボタンのみでキャンセルボタンがないので、動作モードを切り替えたり充電を強制停止させたりするときの操作が少々面倒ですが、使っているうちに慣れてしまい、それほど気になりません。
電圧や電流の検出精度は、以前から使っていたLN-6015と比較しても悪くない感じです。
LiPo1セルの充電から対応していますが、充電電流は100mA単位でしか設定出来ません。クラシックマウスで使う100mAh以上のLiPoには良いですが、ハーフマウスで上位の方々が使うような50mAhや70mAhといった小容量のLiPoには、充電電流が最低でも100mAなので、1C充電の電流設定が出来ないところが欠点です。お気に入りの1台ですが、残念ながら販売終了してしまいました。

Dsc_1582s なお、大会への遠征時は、このQ6 Plusを2台と、ACアダプタやケーブル類をひとまとめにしてプラスチックケース(MEIHOのジミーケースLL)に入れ、持ち運んでいます。このセットで500g少々なので、マウスと一緒に鞄に入れてもそれほど苦にはなりませんが、最近は大会会場で2台を同時に使うことは殆どなく、2台使うのは大会前夜にバッテリをリフレッシュさせるために、一定容量まで放電させた後に満充電を行うときぐらいです。昔より体力も落ちてしまいましたし、大会会場に持って行くのは、更に小型なものを1台だけでも良いかな…と考えるようになりました。

 

 

 

4.最近買った充電器のはなし
ということで今回の記事のメイン、最近買った充電器のはなしです。

Dsc_1544s [ISDT Q6 Nano]
対応LiPo:1S~6S
充電電流:0.1~8A(max 200W) この範囲内を100mA単位で設定可能

今年買った充電器その1、ISDTのQ6 Nanoです。ISDTというメーカーは、昔はRCショップでしか買えなかったと思いますが、最近はAmazonで簡単に買えるようになりました。Amazonのコメント欄では、ボタンの操作性がイマイチと書かれていますが、Q6 Plusより小型化されているので持ち運び用に良いかと思い、試しに買ってみました。安かったし(\4,999で\600offのクーポンあり。一時は\3,990で売ってるときもあった)。

四角いボタンの上側を押すと上、下側を押すと下、中央付近を押すと決定となっていまして、上下の移動は良くても、確かに決定の押し下げは失敗し易く、意図しない上下移動となってしまうことが多々ありました。何度も触っていると慣れてきますが、気の短い人には不向きかもしれません。

あと、気になった点としては、画面がQ6 Plusの2.4inchiよりも一回り小さい1.5inchなので、表示される文字も小さく、見づらいところでしょうか。メニューは日本語表記出来ますが、ちょっと表記が変なところもあります。あ、「Lowest Input Voltage」を「最大入力電圧」と表記しているのは、「最小入力電圧」の間違いでしょうね。

あ、ISDTの充電器の良いところの1つは、画面保護用のフィルムが付いてくるところです。液晶表示部分だけでなく、ちゃんと操作部分をくりぬいて、充電器表面を完全にカバーする専用フィルムで、持ち運んだときに画面に傷が付いて見難くなる心配がありません。予備がないのが残念ですが、まあ、その時は汎用フィルムをカットして貼るしかないでしょうね。

それから、充電器本体への電源入力とバッテリ接続コネクタは、最近ラジコンでよく使われているXT60コネクタが使用されています。バランス端子接続用コネクタは、LiPoバッテリのバランス端子で一般的に使われているJSTのXHです。充電器だけ購入しても、これらの接続コネクタは付属していませんので、充電器と一緒に購入しましょう。

Dsc_1569s 私の場合は、こんな接続コネクタを自作して使っています。
XT60コネクタの抜き差しには結構な力が必要なので、あまり細いワイヤーを使うとちぎれてしまう可能性があるので、工夫が必要です。

 

Dsc_1573s 電源側は、こんな感じです。
以前は、秋月のACアダプタを電源として使用していたのですが、最近は、USB-C PDトリガーデバイスを使用して、USB-Cから15Vを取り出し、充電器の電源としています。



Dsc_1572s USB-C PDトリガーデバイスの一例です。私はシリコンハウス共立(共立エレショップ)で通販しました。因みに、このデバイスは、基板上のジャンパで出力電圧が変更出来るので、12V品を買ってダメだった場合でも、ハンダでジャンパされている位置を変更すれば、15V出力に変身させることが出来ます。他社のもの同様かもしれませんが、私はコレしか触ったことありません。

 

 

 

 

勿論、普通のACアダプタを使用しても大丈夫です。
Dsc_1577s 左がDsc_1578s秋月のACアダプタ(15V 1.6A)、右が秋月のACアダプタ(12V 1A)です。3セルのLiPoを使うなら、満充電の電圧が12.6Vなので、12Vではなく15Vにしましょう。2セルのLiPoなら、12Vでも大丈夫です。
電流値は、充電電流を500mA程度まで使用するなら、1A程度の出力可能なものを使用するのが良いでしょう(ACアダプタは、最大電流の50%程度で使った方が安全です)。
左の15VのACアダプタが1.6A出力可能なものを使っていた理由は、これ1つで2台の充電器に電源供給していたからです。

 

Dsc_1575s Dsc_1576s また、秋月のACアダプタを使うなら、XT60コネクタにDCジャックを直接付けたものを作るのも、コンパクトで良いかもしれません。


 

 

なお、USB-C PDトリガーデバイスを使えば、充電器専用のACアダプタを持って行かなくても、スマホ用やPC用のUSB-C ACアダプタが使えるので大会遠征時の荷物が減らせる可能性があります。しかし、複数のUSB-Cポートが搭載されているタイプのACアダプタを使った場合、ポートに接続する機器を増やしたり、複数接続していたものの1つを外したりしたときに、電圧出力が一瞬途切れたりする可能性があり、その場合には、そこで充電器がリセット(再起動)されてしまう恐れがあります。注意しましょう。

Dsc_1574s また、PDトリガーデバイスは色々な電圧のものが売っていますが、使用するアダプタが対応していない電圧は、接続しても出力されませんので、注意が必要です。
アダプタの底面に出力可能な電圧一覧が書いてありますが、例えば左のようなもの(ANKER NanoII 65W)に12V出力のPDトリガーデバイスを繋いでも、全く電圧出力されませんでした。PDトリガーデバイスの種類によるのかもしれませんが、ご注意ください。



 

 


少々脱線してしまいましたが、続いて今年買った充電器その2へ行きます。

Dsc_1570s [Powers PJ610]
対応LiPo:1S~6S
充電電流:0.1~10A(max 200W) この範囲内を100mA単位で設定可能

先に買ってみたQ6 Nanoの操作性がイマイチなので、知り合いの方に薦める充電器として何か良いものは無いかと探したところ、Q6 Plusと同じようなジョグダイヤル式のUIで、値段も手頃(\7,000程度)だったので、試しに買ってみました。最近U宮さんが購入されたToolkitRCというメーカーの充電器も気になったんですが、ちょうど在庫切れでしたし。

Dsc_1571s 表示やメニューは、Q6 Plusと似てるようで多少違ってはいますが、操作感は一緒です。





Dsc_1581s なお、このPJ610は表示面が傾斜しているので、Q6 Nanoよりも高さ方向に厚く、ケースへの収容性があまり良くないかもしれません。でも、電源やバッテリへの接続コネクタ、バランス端子用コネクタはQ6 Nanoと同じです。この辺りは、最近の充電器は大体同じでしょうか。

 

実は、まだ買ったばかりで使い込んでいないため、電圧精度とかは良くわかりません。恐らく、ISDTのものと同程度かなと思いますが、何か問題点等が判明したときは、ツイートするか、ここで報告することにします。

以上紹介しました手のひらサイズ液晶付きの充電器は、充電電流が100mA単位でしか設定出来ないものが多く、小容量のLiPoバッテリを使う場合は注意が必要です。また、比較的安い充電器の中には、充電電流の設定が1A単位というのもありますので、購入を決める前によく確認した方が良いでしょう。あと、AC内蔵の4つボタン式充電器の中には、2セルからしか対応していない製品(これとか)もありますので、こちらも注意が必要です。

5.おわりに
充電器のことは、マウスやっている皆さんなら色々手を出して、詳しい人ばかりだろうと思っていたのですが、Discordのマイクロマウス合宿2022の技術相談で質問があり、あちらでは話に乗り遅れてしまったので、Advent Calendarのネタとして取り上げてみました。海外メーカー製の充電器は、ライフサイクルが短いものが多く、少しでも参考になれば幸いです。

さて、明日は、SHIMOTORI,Harukiさんの「トレーサの紹介と団体賞をいただけた話」です。私も今年の学生大会に行きましたが、審査員としてマイクロマウス競技にずっと張り付いていたので、トレース競技を生で見ることは出来ませんでした。記事を楽しみにしています。

マイクロマウス2021

2年振りのリアル開催となった全日本マイクロマウス大会に参加してました。
このコロナ禍の中、リアル開催に尽力して下さった関係者の皆様に感謝します。
そして、参加者の皆様お疲れ様でした、運営スタッフの皆様ありがとうございました。

20220222_193237s さて、公式での正式発表前ですが、私の結果は、

 クラシックマウス競技  雪風8  4位(00:06.122)

でした。ツイッターで49日前から始めた大会カウントダウンに併せて製作を進めました
このマウスですが、これだけの結果を残せたので、とりあえずは満足です。2年前も、
同じように大会直前に新作マウスの製作を大急ぎで進めていましたが、前回は地区大会
のときにハードが完成していたのに比べて、今回はハード製作込みでの進行だったので、
前回よりもかなり大変でした。しかし、ハードは、事前に試作ボードで動作テストして
いたので基板化した後も致命的なミスがなかったこと、ソフトは、SHからRXへの移植が
比較的容易に行えたことが、こんなスケジュールでも間に合った大きな要因でしょうか。
でも、こんな(急な)製作の進め方はやってはいけません。もっと計画的にやりましょう。

今回の新作マウスのハード的な見所ですが、改めて写真を撮るのも大変なので、過去の
ツイートへのリンクを貼ってお茶を濁したいと思います。御容赦下さい。

・まだマイクロマウス界では採用数の少ないRX66Tを使用
 https://twitter.com/MmYukikaze/status/1484877166651195392

・自分で切削した内歯歯車
 https://twitter.com/MmYukikaze/status/1492394091891421185

・軽量化(2019年マウスは80g弱)
 https://twitter.com/MmYukikaze/status/1503998493668503552

ところで、今回のタイムは、配信動画で確認したところ00:06.122でしたが、2年前の
大会では00:06.065でしたので、あまり成長してませんね。まあ、やっつけ調整では、
この辺りが限界のようです。因みに、走行パラメータは、

加速度 15.0m/s/s、直線最高速度 2.5m/s、斜め直線最高速度 1.8m/s、
 R90ターン速度 1.05m/s、 R150ターン速度 1.25m/s

でした。R90ターンというのは、最小回転半径のターン(90°連続ジグザクとか)のことで、
R150ターンは、斜め直線に入るターンや、直線から直線の大きな90°ターンのことです。
2年前のマウスの一つ下のパラメータですので、同じようなタイムになるのも納得です。

ここから調整を進めると、2020年に開催されたオンライン大会の速度までは上げられる
と思いますが、現在のプログラムではターン速度を変化させると回転半径が安定しない
という問題が判明しているので、次回の大会までにはプログラムの改良から行いたいと
思います。目標は、マイクロマウス(ハーフマウス)で4連覇を達成された松井さんのように、
壁や柱に接触することがない走行です。何度動画を見直してもスゴイですね。速いだけ
ではなく、あの安定性が、強さの秘密だと思います。

それでは、皆様、これからもよろしくお願い致します。

新年

あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願い致します

2年前から続く新型コロナ感染症も、感染者数が減少して収まったかと思えば、
新型株が出てきて再度感染者数の増大……と、ゲームのラスボスの多段変化
みたいになっていますが、ワクチン接種や新型薬の開発が着々と進んでますので、
今年こそはリアル大会が開催されて、中部地区以外のマウサーの皆様とお会い
出来ると信じています。よろしくお願いします。

先ずは、3月に予定されている全日本大会ですね。
充分に感染予防して、頑張っていきましょう。

冷え症とのたたかい

この記事はマイクロマウス Advent Calendar 2021の17日目の記事です。

昨日の記事は、M_vi_o_laさんの「つれづれなるままに」でした。
今年、Tanihoさんと結婚されたんですね。おめでとうございます 末永くお幸せに
私も障害者1級になりましたが、出来ることを自分のペースでやっていこうと思います。

 さて、気がつけば長いことマイクロマウス大会に参加してますので、マウスネタも
あることはあるのですが、今年は私も大病で入院していましたので、せっかくですし
今回はマウス以外のネタで書いてみたいと思います。


1.はじまり
 前にこのブログで書いた通り、心筋梗塞から慢性心不全な体になってしまいました。
この慢性心不全の治療(というか症状の悪化の抑制)のため、毎日9種類の薬を飲んで
います。とっても多いですね。そんな沢山の薬の中には、血圧を下げる薬もあります。
これは心臓の負担を減らすためです。病気を発症する前は最高血圧が140mmHg以上
ありましたが、入院直前は110mmHg程度、そして、薬で血圧を抑えられている現在の
平常時は80~90mmHgです。夜の就寝前の血圧測定だと、80mmHg以下となることも
度々あります。

 この血圧の低下のせいか、手足が冷えてしまうようになりました。血圧の低下により
血液の循環が悪化してしまっているのでしょう。入院中から、食後によく手足の冷えを
感じることがありました。これは、消化のために血が内臓の方で多く使われるからだと
聞きました。退院後も時々感じてはいましたが、夏は気温が高いからか、よほど体調が
悪くなければ、それほど気にはなりませんでした。

 しかし、秋も半ばを過ぎた頃から、普段でも手足が冷たく感じるようになりました。
部屋の暖房を付けていても、体は寒くないものの、手足の先だけ冷えてしまっています。
このため、手と手をこすり合わせたり、体の暖かい部分に指先を触れさせて温めたりする
回数がグッと増えました。

 理系の性(SAGA)か、実際にどれ位の温度になっているんだろうかと興味をもったので、
非接触型の体温計を買って温度を測ってみました。工業用のレーザーマーカー付きの
非接触温度計を買おうかと思いましたが、調べてみると体温計でもモードを切り替えると
表面温度を測ることが出来るものがあったので、今回はタニタのBT-543というモデルを
買いました。アマゾンだと4000円少々ですが、使えねー!とか文句言って返品された
ものが送られてきたらイヤなので、タニタ直販で。ちょっと高くなりますが3年保証付です。


2.しらべる
Dsc_1072  体温計モードで測定すると、
手のひらの温度が35.3℃
指先の温度が34.7℃でした。
おでこで体温を測ると36.8℃
でしたので、体温的には約-1℃、
約-2℃です。あまり違いがない
ですね。もっと変化があると
思っていたので、この結果には
ガッカリです。









 

Dsc_1076  ということで、モードを切り替えて
表面温度を測定してみました。
すると、手のひらの温度が26.9℃
指先の温度は、なんと18.4℃でした。
おでこは32.7℃でしたので、体表面の
温度は体温と比べると大きく下がって
いるのが判ります。コレです、これ。
これぐらいの大きな変化があるのを
見たかったんです。




 なお、冷え症の原因や対策についてググってみると、色々書いてありました。手足が
冷えるタイプは、10代から20代の女性に多いそうです。まあ、私の場合は、血流の低下
が原因であろうと容易に推察出来るので、ググって出てきた対処方法も、あまり当てに
は出来ません。また、冷え症対策として血流を改善する漢方薬とかもあるようですが、
既に9種類の薬を飲んでいますので、素人判断で薬を追加することは出来ません。

 となると、物理的に手足の冷えを解消するしかありません。


3.たたかう
 ということで、手足を温めることが出来るグッズを各種買ってみましたので、今回は
そのレポートをします。

・指なし手袋(ハンドウォーマー)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0154EEVG0/
Dsc_1058
説明:スマホの操作がし易いように、指先をカットした手袋です。この手のグッズは、
   主に女性用ばかりですが、アマゾンで探していたら、女性用でも比較的大きめの
   コレを見つけたので、先ずはこれを買ってみました。

感想:イマイチ
   やはり女性用なので作りが全体的に小さめで、手の大きい私にはキツかったです。
   そのため、余計に血流が悪くなる感じがして長時間は付けていられませんでした。
   ただ、付けていると、少しだけ冷えは解消された感じはします。

評価:△(私には合わない)


・ミトンタイプカバー付きの指なし手袋
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B097Y7VSJW/
Dsc_1059
説明:最初の手袋が女性用で小さかったので男性用のものを探した結果、見つけました。
   同じく指先がない手袋ですが、開閉可能なミトンタイプのカバーが付いています。

感想:カバーを付けると指先までしっかり温かくて良い
   Lサイズを選べば最初のものより大きく、カバーを装着すれば指先もポカポカで
   良い感じです。カバーを外せば指が半分ぐらい出るので、これを付けたままでも
   PCやスマホの操作が出来るかな……と思いしたが、本体部分が結構もこもこして
   いるので、やはり、付けたままでの機械の操作は結構難しいです。これは、室内
   で使うものではなく、外出するときに装着する手袋って感じです(当たり前?)。

評価:△(外出時に活躍するかな…)


・使い捨てカイロ
Dsc_1061

説明:今更説明する必要もないと思いますが、よくある使い捨てカイロ。大きさや服に
   貼ることが出来るもの等、各種ありますね。

感想:とっても温かい
   でも、温める必要がなくなったときも発熱が続いているので、少々もったいない
   感じがします。また、使い捨てなので、冬の間の毎日使うとなると、結構な金額
   となってしまいますね。必要なときだけ温められる電池式も試してみるかな…。

評価:○(ただし、コスパ悪し)


・消臭足元カイロ
Dsc_1062
説明:くつの中専用として温度調節された、くつ下に貼るカイロ。

感想:くつの中専用と言うだけあって、普通の使い捨てカイロよりも薄く、これを貼り
   付けたまま靴を履いても殆ど気になりません。説明には足裏に貼ると書いてあり
   ますが、それだと歩くときに少々違和感を感じるので、私は足の上面側に貼って
   みましたが良い感じです。さらに、消臭効果もある微香性のフレッシュソープの
   香りが付いていますので、足元からフワッと良い匂いがします。悪くない匂いで
   すが、気にする人は気になるかもしれません。あと、温度調節されているとはいえ、
   使い始めは少し温度が高めに感じましたので、低温やけど防止のために、時々は
   貼る場所を変えた方が良いかもしれません。

評価:◎(匂いが気になれなければ、寒い日の外出時は必需品かも)


・USBハンドウォーマー
20211213_094123
https://www.amazon.co.jp/dp/B006L04X4C

説明:USBに接続すると内臓のヒーターが発熱し、本体表面がほんのり温かくなるもの。
   何年か前にネタ目的に買ってから全く使っていませんでしたが、ふと思い出して
   収納の奥から探し出しました。なお、この製品は現在は販売終了していますが、
   聞いたことのないメーカーのものならアマゾンで各種売っているようです。

感想:必要なときだけスイッチオンで温められるので、コストパフォーマンスは良い。
   USBで電源供給なので、PC作業中の使用には最適かも。但し、これを握りしめて
   いる方の手は、マウスやキーボードが使えません。当たり前ですが。

評価:○(温度が調整出来るともっと良いかな?)


・レンジでゆたぽん
Dsc_1065
説明:電子レンジで所定時間チンするだけで、約7時間温かさが継続するゆたんぽ。

感想:大変温かいです。夜、寝るときに布団の中で足元が冷えることが解消されました。
   ただ、気温がそれほど低くないときは、逆に、熱すぎると感じることもあります。
   まあ、そんなときは、布団から蹴り出しちゃえば良いんですけどね。

評価:◎(繰り返し使えるし、今回の一押し)


4.おわりに
 マウスとは全く関係の無いネタで、あまり面白くなかったかと思いますが、マウサー
の中にも冷えで悩んでいる方が居られれば、ちょっとでも参考になれば幸いです。私も、
この冬の寒さに負けないで、来年の3月に開催が予定されている全日本大会への出場を
目指して頑張りたいと思います。因みに、クラシックマウスの新作を作る予定ですが、
今日現在、メカの試作しか終わっていません。

 さて、明日は、2019年の全日本大会クラシックマウス競技チャンピオン、あささんの
「Safety culture」です。お仕事関係のお話でしょうか。楽しみにしています。

原因と体重のはなし

昨日は台風10号、今日は台風9号と連続して来ましたが、皆様、大丈夫でしょうか?
名古屋は、明け方には土砂降りだったようですが、昼頃は、風が酷いものの、雨は殆ど
降っていません。しかし、明け方に降った雨のせいで、家の駐車場の電動シャッターが
動かなくなってしまいました。原因は、電源ボックス内の漏電ブレーカーが濡れたこと
によるショートだと判っているのですが、強風と、いつ雨が降るか判らないという状態
では、迂闊に手を出せません。体の中にICDがあるので、感電したら良くないんです。
こういうとき、ちょっと困りますね…。


さて、前回の最後に、心筋梗塞を起こしてしまった原因についてまとめると書きました。
自分でも心当たりはありましたが、退院後に色々な手続きをするために、主治医の先生に
何通か診断書を書いて頂いたのですが、そこに原因がハッキリと書いてありました。

 「脂質異常症、高血圧症」

はい。確かに、健康診断(人間ドック)で、「血中脂質検査について要精密検査」…と、
受ける度に言われていました。
Dscn2941s
しかし、脂肪肝とは言われ、肝機能の値が多少悪いものの腎機能に異常はなく、血糖値も
特に高くはなくて糖尿だということもなかったので、自分にはこれ位の体型が調子良いの
だろうと勝手に解釈し、専門のお医者さんを受診していませんでした。


……大きな間違いでした。


前に書いた通り、心筋梗塞は心臓の周りにある冠動脈が詰まってしまい、血流が止まり、
心筋が壊死してしまうことです。その原因の大部分は、動脈硬化だそうです。ちょっと
調べてみましたが、動脈硬化が起こりやすくなる原因は、たばこ、高血圧、肥満、糖尿病、
高脂血症だそうす。

ということで、手元に残っていた人間ドックの結果をまとめてみました。
20210809blog
私は、たばこは吸いませんし、糖尿病でもありませんが、この表を見ると、他の3つが該当
していたことが、良く判りますね。脂質異常は、既に20代の頃からで、年齢を重ねる毎に
血圧が上がってきているのが見て取れます。

因みに、時々、中性脂肪値が下がる年があるのは、前年の検査で数値が増えすぎたときに、
ちょっと食べ物について気をつけてみたり、中性脂肪値を下げる!という健康食品に手を
出したときだったと思います。

ある健康食品を毎日飲むようにしたときに、翌年の中性脂肪値は下がりましたが、逆に、
これまで正常範囲内だった尿酸値が急上昇して正常範囲を超えてしまい、慌てて飲むのを
止めました。飲むのを止めたら、2年後には尿酸値は範囲内に戻ったものの、中性脂肪値が
元の値よりも増えてしまいました。健康食品に頼りすぎるのも、あまり良くないようです。


まあ、素人が推論を述べても意味ないですし、原因についてはこれ位にしておきますが、

 健康診断で要精密検査と言われたら、ちゃんと専門のお医者さんで検査した方が良い

 太りすぎは良くない

と思います。あと、定期的に健康診断を受けることも、大切ですね。


ところで、入院中に先生と話していたときに、体重が軽い方が心臓への負担は少ない…という
ようなことを言われました。

毎朝の日課で、歯磨きや洗顔等を行った後に体重も測定しているのですが、入院した日(2/22)の
朝に測ったときは83kgぐらいありました。前に書いた通り、1年前(2020年の1月頃)に比べたら
10kgも減っていたので、そのときの体調&食事量だと、これでバランスがとれていたんでしょう。

それが、入院してから、日に日に痩せていきました。CCUでベッドから起き上がれないときも、
ベッドに体重測定機能が付いているそうで、毎日、自動で計測されていました。楽ちんです。
確か、CCUにいる間に、80kgを切ったと看護師さんに言われたような覚えがあります。まあ、
入院して数日間は絶食で、栄養は点滴だけでしたし。

一般病棟に移って、先生から体重が軽い方が良いという話を聞いてからは、頑張って減量する
ことにしました。確か、高校生の頃は70kg台前半だった気がするので、2ヶ月間入院するんだし、
入院したときから-10kg、つまり、退院までに73kgまで減らそうと決めました。

まあ、病院食が、カロリー&塩分制限食だったので、許可の出ないお菓子類を食べないという
糖分制限をすることで、比較的スムーズに体重は落ちていきました。ただ、院内のコンビニに
新作のハーゲンダッツや各種のお菓子が売られていたので、容易に入手可能な状態なのに、
自由に甘いものを食べられないというのは、ちょっと苦痛でしたけど。

入院中にいくつか病院食のツイートもしましたので、食事量の例はそちらを見て下さい。
https://twitter.com/MmYukikaze/status/1373834926852763651

なお、食事が出る様になって直ぐは1000kcal/日、一般病棟に移って5日目から1200kcal/日、
8日目からは1400kcal/日、4月になって退院までのは1600kcal/日のメニューだったようです。
普通の成人男性の一日の摂取カロリーは2200kcalが目安なので、最初の1ヶ月はかなり少なく、
後の1ヶ月でも少なめですね。まあ、病院内では運動量も少ないので、実際はこれ位が適量
なのかもしれません。

ただ、動き回る様になると、病院食を食べて2時間ぐらいでお腹が空くようになったので、
許可をもらって、飲むタイプのゼリーを間食にしました。蒟蒻畑だと40kcal程度のもの、
inゼリーだと0kcalのものをよく飲みました。あれ、結構お腹に溜まるので、ダイエットには
もってこいだと思います。

以上の結果、退院時には目標値以上の71kgまで落とすことが出来ました。我ながら頑張りました。
でも、運動量も減っていたので、筋肉が落ちた分も体重が減少したのかもしれません。

退院後は、元々、うちのご飯の半分ぐらいは私が作っていたので、調味料を減塩タイプにして、
なるべく塩を使わないようにしました。最初の頃は、加減が判らないので、食べる量も病院食
ぐらいまで減らしました。ご飯は150g、おかずは手のひらサイズ、野菜多め…という感じです。

また、とりあえず落ち着くまではお酒を飲むことは止めておき、菓子類も全く食べないように
しておきました。せっかく減量したのに、直ぐにリバウンドしたら悲しいですし。

まあ、それも最初のうちだけで、1ヶ月もする頃には、減塩タイプのお菓子を1日に小袋1つは
食べても良いことにしました。あまり締め付けても、ストレスになっちゃいますし。実際、
少し食べたぐらいで太ることはなく、体重の減少はゆっくりとですが続きました。

こうして、大体2週間で1kgぐらいずつ減っていき、退院から3ヶ月が経過した現在は、65kg台を
上下しています。今朝の体重は前日よりも少し増えて65.5kgだったので、身長を169cmとすると、
BMIは22.93です。自分でも、半年前との違いにビックリです。

確かに、軽くなると、体が楽になったような気がします。これまで、どんだけ脂肪アーマーを
身につけていたんだか…。なお、前は膝が痛くなることがありましたが、最近はありません。
やはり、体重はあまり重すぎない方が良いんだと思います。


以上です。予想以上に長くなってしまいました。すみません。
入院中にあると便利なアイテムとかも書こうと思ってましたが、これはまたの機会にします。

健康だと思っていても、いつ何時、病気になるかは判りません。体調に違和感を感じることが
続いたり、健康診断の結果で心配なところがあれば、なるべく早く病院に行きましょう。

それでは、今後ともよろしくお願い致します。

入院生活、そしてICDの埋め込み

今日の名古屋は予想最高気温が38℃、午前11時に運転中のエアコンの室外機温度を表示させると、
このとき既に40℃。皆様、大丈夫でしょうか? 

昨日、癌の治療方法について、自分に合ったからといって簡単に他人に勧めてはいけない……
というツイートがタイムラインに流れてきて、ハッとしました。私の場合は癌ではありませんが、
ここ何回か書いてきた内容が、逆に誤解を与えるものではなかったかなと心配になりました。

一応、何度も読み直しましたが、自分に起きたことを、単に書き綴った内容なので、セーフだと
思いますが、もし問題のあるところがあれば、ご指摘頂けると幸いです。

なお、前回閑話の怖い話は……本当ですよ?

 

さて、一般病棟に移って1週間ほど経った頃、主治医の先生から、救急搬送されたときの症状や、
行われた治療、その治療の結果での現在の症状、今後の治療方針について、説明がありました。
治療は前に書いたカテーテル治療のことですね。前に書いたように、電子カルテで動画を見せて
下さったり、図を書いて説明して頂けたので、素人にもよくわかりました。

専門的な用語も出てきて、全てを理解した訳ではないですが、要は、3本ある大きな冠動脈のうち、
2本が根本付近で閉塞していたが、1本は再開通に成功。ただし、もう1本は再開通を試みたが、
血流を再開させてみても直ぐに再閉塞してしまったので、再開通を断念した…とのことでした。
この時の動画も見せてもらいました。

主治医の先生の見解では、恐らく1年前に閉塞した血管なので、そこまで時間が経っていると
心筋の壊死した部分の大きく広がっているだろうから、無理に血流を再開通させたままにすると、
血管の破裂等のリスクもある…というのが、断念した理由だそうです。壁が脆くなったところに
水(血液)を無理矢理流せば、そうなってしまう恐れがあるのは、素人でも想像がつきますね。

そして、今後の治療方針についての説明では、少なくとも4月末まで(このとき3月初めなので、
約2ヶ月間)の入院することと、主に点滴と投薬、運動リハビリになることが告げられました。
更に、治療を続けても、心不全の状態によっては、最悪の場合は心臓移植が必要となったり、
状況によってはペースメーカーやICDを胸に埋め込むことも検討しなくてはいけない…との
説明もありました。

この時は、1年間は1本が詰まった状態でも生活してきたんだから、心臓移植やペースメーカーは
必要ないだろう…なんて、安易に考えてました。まあ、嫌なことから目を逸らしていたのですね。


ここから約1ヶ月少々の間、日に日に少しずつ減ってゆく強心剤の点滴量と、3月中頃から印刷した
紙を貰えるようになった血液検査の結果に一喜一憂しつつ、のんびりとした入院生活が続きました。

特別に胸が苦しくて辛い…ということもなかった(偶にドキドキするような感じはしたが)ので、
意外と楽な入院生活でした。都合が悪くなったら病院に逃げ込むVIPの入院(偏見)は、こんな感じ
でしょうか。前回書いた通り、時々ある血液検査がちょっと痛かったり、尿意や点滴の交換で毎晩
夜中に目が覚めたり、ずっと点滴をしているために全身シャワーが出来ない&最初は首から点滴の
管が入っていたので、自分で頭を洗えない…というのが難点だった位でしょうか。

あ、トイレ&シャワー付きの個室にしてもらったので、楽な入院生活と感じたのかもしれません。
他人の目や音が気になるタイプなので、恐らく、大部屋だとストレスで3日と持たなかったでしょう。
ただし、長期入院なので、差額ベッド代は1ヶ月でスゴイ金額になりましたが…。

ところで、前にチラッと書いた、救急搬送先の病院をここに選んだのが良い選択だったという件。
これは、主治医となって下さったお医者さんや看護師さん達が優しくて人当たりの良い人ばかり
だったことに加えて、

・救急・外来病棟が数年前に新築されたばかりで、設備が新しく、整っていた
・入院病棟も、1年前に建て替えられたばかりで綺麗
・ご飯がおいしい

というところです。まあ、他の病院に入院したことがなく、私が知らないだけで、お医者さんや
看護師さん、設備や病棟に関しては、良い病院は他にも沢山あると思います。

ただ、ご飯(病院食)については、2年ほど前に別の病院で入院した父の話や、他の病院に入院した
ことのある看護師さんの感想、この病院に入院したことのある知り合いの方から後で聞いた話でも、
美味しいとのことでした。私の場合は、減塩(6g)&低カロリーメニューでしたが、塩以外で十分な
味付けがされていて美味しいなぁ…と満足していました。まあ、偶にですが、これはイマイチ…
というのもありましたけど(メープル味のポテトサラダとか)。

綺麗で落ち着いた環境と美味しい食事(病院食以外は許可なく食べられなかったけど)だったのも、
入院を苦と感じなかった理由でしょうね。本当、不幸中の幸いでした。


そんなこんなで4月も1/3が過ぎたころ、強心剤の点滴を外すことが出来ました。
https://twitter.com/MmYukikaze/status/1381192442876108802

点滴も外れたし、検査をして良好だったら退院出来ると思ってました。注射には慣れたとはいえ、
あまり痛いのは嫌ですよね。

そして、3回目の心臓カテーテル検査、心臓MRI検査、心肺運動負荷試験と立て続けに受け、その
結果から今後の治療方針についての説明があるということで、家族が呼ばれました。この3回目の
心臓カテーテル検査を受けた直後には、主治医の先生から、想像していたよりも状態は良かったと
言われていたので、ああ、このまま退院出来るんだろうな…と思っていました。

しかし、実際に先生から告げられたのは、もっと深刻な状況でした。詳しく書くのもあれなので、
ここでは省略します。聞いてみたい人には、大会とかでお会いしたときにお話しますね。

流石に、その日の夜は涙で枕を濡らしましたし、1日ぐらい、ふとしたことで涙がじわっと出てくる
ぐらいにメンタルダウンしましたね。でも、先生も看護師さんも、落ち着くまでそっとしておいて
下さったので、ベッドで横になりながら音楽を聴いて心を落ち着けていると、意外と早く回復して
きました。いつまでもマイナス思考だと落ち込むので、手術によるデメリットを見るばかりでなく、
メリットに注目するプラス思考でいようと、気持ちを切り替えた結果だと思います。
立ち直りの早さに、看護師さんも驚いていたようです。

ということで、ICD(埋込型除細動器)を胸に埋め込む手術を受けました。
https://twitter.com/MmYukikaze/status/1384734913212030984

手術後は、経過が順調なら通常は1週間ほどで退院出来るそうですが、丁度ゴールデンウイークが
始まる頃でしたので、手術から2週間ぐらい、のんびりとした入院生活を続けさせてもらいました。

まあ、手術直後は血液検査の値も再度悪化しましたし、服用する薬の調整とか、ゆっくり検討する
時間も必要かなと。ここまで来たら、少々入院が伸びても変わりませんし。

あ、先生にお願いしたら、電子カルテからレントゲンのデータを印刷して下さいました。
Scan5547
胸の左側に写っているのが、ICDと呼ばれる機械です。異常な心拍を検出した時に、心臓に一定の
電気ショックを与えるための電荷をチャージする必要があるため、ペースメーカーよりも少しだけ
大きいそうです。そこから2本のリード線が伸びて、心臓内に取り付けられているのがうっすらと
見えていますが、これが心臓の状態を確認したり、電気ショックを与えるための電極です。

ええ、これで私もサイボーグです。電池寿命は5~10年、通信機能も搭載です(ホントだよ?)。
コロナワクチンの似非5Gなんて目じゃありません。……冗談ですが。

術後の経過も順調で、心不全の状態も血液検査の結果では安定してきたようだということで、
ゴールデンウイーク明けの5月8日、入院から76日目に退院することが出来ました。長かったです。


以上が、退院までの経過です。絵心があれば、よくある漫画による入院報告みたいに出来て、
読みやすいのでしょうが、文字ばかりで申し訳ありません。

厚生労働省の発表によれば、日本人の死因は、心疾患が2位となっているそうですが、心疾患を
起こしている症状にいち早く気づき、治療を間に合わせることが出切れば、決して助からない
病気ではないということは、ここまで読んで下さった方には理解して頂けるかなと思います。
ここまでの内容が、皆様に少しでも役立てば幸いです。


あ、一番良いのは、心疾患を起こさない健康的な体を維持することです。まあ、理想論ですが。
もうちょっとだけ続けて、私が心筋梗塞を発症してしまったであろう原因について、まとめて
みようと思います。もうしばらくお付き合い下さい。

それでは、また次回。

入院中のはなし

ちょっと間が空いてしまい、社会人も夏休みに入った方が多いかと思いますが、お元気でしょうか。
去年までは、少々暑くてもクーラーなしで頑張ってましたが、やはり、心臓が弱ってしまった今年は
クーラーを使わないと体調が悪くなるようです。皆様も熱中症にはお気をつけ下さい。

夏休みで思い出しましたが、入院中にあった怖い(かもしれない)話を一つ。

あれは、CCUから一般病棟に移って2週間が経とうかとしていた頃でしょうか。金縛りにあいました。
https://twitter.com/MmYukikaze/status/1370398052159082498
ずっと点滴が続いていたので、大体、夜中の3時ぐらいに、尿意と点滴の交換で起きてしまっていた
のですが、この日までは、特に、夜中に何か感じることもなかったと思います。

最初は勘違いかと思い、もう一度寝たんですが、また直ぐ金縛りにあい、目が覚めたようです。
https://twitter.com/MmYukikaze/status/1370415779657609216

ツイートの記録が残っていないので、この日だったか、翌日の夜だったかは忘れてしまいましたが、
実は、夢を見ました。

夢の中で、小学生か中学生ぐらいの小さな子に、預かってくれ…か、誰かに渡してくれ…だったか、
何かを手渡されそうになりました。最初は手を伸ばしかけたように思いますが、渡す先も判らないから、
預かることも、受け取ることも出来ないよ…と、(夢の中で)考えたような気がします。

ここで目が覚めました。ハッキリと覚えてませんが、このときも、金縛りにもあってたかもしれません。
恐怖体験というツイートが、もしかしたらこの夢だったかもしれません。

病院といえば、亡くなられた方も多いところです。病室の壁にあるシミが、血痕にも見えてしまいます。

眠れなかったので、ググって調べてみたところ、金縛りは不規則な生活や睡眠……(中略)……原因と
出てきたので、ああ入院してから全て当てはまるなぁと思ったのですが、念のため、家からお守りを
持ってきてもらいました(丁度、長期入院のための下着類とかを持ってきてもらう予定だったので、
それと一緒に持ってきてもらったのでした)。
https://twitter.com/MmYukikaze/status/1371366195555749890
お守りで安心することが出来たからか、それからは金縛りにあうこともなく、眠ることが出来ました。

でも、本当は心霊現象だったのでしょうか。もし、あの夢であの子から何かを受け取っていたら……

 

 

もし、心霊現象だったのだとすると、きっと祖父母やご先祖様が守ってくれたのでしょう。感謝です。


閑話休題


入院中の話になったので、せっかくですし、入院中の治療についても書きますね。

前回も書いた通り、CCUに居る間はIABPによって心臓の働きを補助すると共に、強心剤や各種の薬が
点滴で入れられていました。詳しくは聞いてませんが、最初は6種類ぐらいあったそうです。

また、毎日、血液検査がされていたようですが、首や手に点滴のルートが確保されているので、新たに
腕に針を刺すこともなく、そこから採血されていたようなので、とても楽でした。

CCUでは、胸のレントゲン撮影や超音波による心臓エコー検査もありました。IABPが接続されている間は、
基本的にベッドから起き上がることが出来ないので、それぞれ移動型の機械が室内に運び込まれてきて、
ベッドに寝たままの検査です。楽ちんです。

5日目には心不全の症状が落ち着いてきてIABPを外すことが出来、6日目の2月27日には、オンラインにて
開催されたマイクロマウスのイベントに、CCUから参加しました。集中治療室でも、タブレットで動画を
見る人は今まで居たそうですが、Zoom会議に参加した人は初めてだったかもしれません。勿論、参加は
看護師さんの許可もとってから行いました…が、流石に、少々疲れましたね。

IABPが外れた次の日からだったと思いますが、リハビリが始まりました。最初は、ベッドの横から足を
地面に下ろすだけ、次の日には、介助してもらいつつ自立にチャレンジ…だったと思います。この時の
気分は、ガンダム大地に立つ!でした。武器は?武器はないのか!?とか考えていたのはお約束です。

その後、8日目には一般病棟に移ることが出来ました。
https://twitter.com/MmYukikaze/status/1366196979496144896
で、CCUに別れを告げ、数少ない手荷物を膝の上に抱えつつ人生初の車椅子に乗り、点滴台と
車椅子を看護師さんが押しての移動でした。この時初めて、CCU以外の病院内の様子をゆっくりと
見たのですが、救急で移動したときは天井しか見えなかったので、自分が病院のどこに居るのか
全く見当も付かず、不思議な感覚でした。

因みに、このときの点滴は3つでした。まあ、これまでは点滴の数とか見ていなかったので、3つも
あるんだ…とビックリしました(後で看護師さんから最初の頃はもっとあったと聞いて驚きましたが)。
なお、3種類の点滴のうちの1つは栄養剤だったようで、一般病棟に移って数日で外され、2種類の
強心剤だけになりましたが、この強心剤の点滴は4月の中頃まで続いてたので、約2ヶ月間、ずっと
こんな感じに点滴台を片手に持ちつつ、病院内を動き回ってました。気分は杖をついた黄門様です。
Dsc_0259s
これは、本格的なリハビリを開始して数日が経った頃、両親を安心させるために、リハビリの先生に
スマホで撮って頂いた写真です。新型コロナで面会禁止でしたので、電話で声は伝えられるものの、
姿はメールで写真を送るぐらいしか出来ませんし(親はスマホじゃないので、TV電話も出来ない)。
なお、この時は、まだ太めの体型ですね。入院した時は83kgでしたが、確か、70kg台の後半になった
頃でしょうか。この後、体重がどんどん減っていきますが、その話は、別にまとめます。

一般病棟に移ってからの治療は、強心剤の点滴、経口薬、軽い運動リハビリ…の毎日です。
血液検査は毎日ではなく、3日に1回ぐらいでした。但し、CCUの時とは違い、毎回チクチクと腕に針を
刺されます。慣れた看護師さんが多いのか、大抵はそれほど痛くなく、1回で成功することが多かった
のですが、時々、上手くいかないときもあったので、このときはちょっと(結構?)痛かったです。まあ、
いつのまにか、その痛みにも慣れちゃいましたけどね…。

閑話でちょっと書きましたが、ずっと点滴をしていると、送液量によっては交換が1日に2回もあり、
その時間が、看護師さんの担当時間との兼ね合いもあるのか、午前3時と午後3時だったので、夜中の
交換の度に目が覚めてしまっていました。心不全の治療の一つとして、経口薬として利尿剤も飲んで
いたので、夜に寝ていても尿意で目が覚めることが多く、なんだかんだで慣れましたが。

あ、尿といえば、尿の量も心不全の状態を診察するのに重要なことのようで、毎回、尿瓶で計量する
ように命じられてました。最初はトイレに置いた尿瓶にためておき、ある程度溜まったら看護師さんに
処理してもらう…という感じでしたが、量が多かったのか、夜に何度も出したら尿瓶がオーバーフロー
しかけてしまい、それからは自分で数値を記録する様に変更されました。ちょっと恥ずかしかったかも。
まあ、同フロアの他の入院患者さんに比べたら若かったし、尿瓶の処理で看護師さんの負担を増やすのも
悪い気がしてましたので、自分で処理して良いと言われたときは逆にホッとしました。ただ、毎回数値を
メモするのが、ちょっとだけ面倒でしたが。

運動リハビリは、最初は軽い手足ストレッチや歩行訓練から始まり、それが問題ないと判断されると、
自由に動き回って良い範囲が、病室内から病棟の同フロア内、病院内へ…と段々と広くなりました。
病院内の移動(フロアの移動)が許可されると、別の階にあるリハビリ室に移動して、軽めの負荷で
レッグプレスをしたり、エアロバイクで自転車漕ぎをしたりするようになりました。エアロバイクを
する時間も、最初は5分と短かったのですが、若いからか10分、15分、20分と次第に時間が延びていき、
すぐに30分間となりました。他のお年を召した患者さんは、10分とかの方が多かったのですが…。
なお、時間は増えましたが、運動負荷は小さかったです。確か、MAXでも38Wだったかな。最初は10W位
でしたが、次第に増えていき、どれだけ動けるのかを調べる運動負荷試験の検査を行うまでは、確か
30W位だったでしょうか。軽い負荷での30分は、結構たるかったです。お尻も痛くなるし…。

こんな感じで点滴と飲み薬、血液検査に運動リハビリがしばらくの間続いたので、点滴の量が減って、
体から外すことが出来た時には退院出来るだろう…と思ってましたが、実は、簡単に退院することは
出来ませんでした。

この続きは、また次回に。

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